それで、幸せになったのかい?

中高年が幸せになったって、いいじゃないか。そんな中高年の幸せの方法論を探していきます

在宅ワークが多いなら、定期券は解約した方がトクか?

在宅ワークが増え、週3回程度しか出社しない状況になっている。この状態が続くのであれば、定期券を解約し回数券などで出社する方がトクではないのか。

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自分の定期券で調べてみた結果、週に4日の出社ならトントン。それ以下の頻度であれば、解約し通常運賃で乗る方がトク、という結果になった。

 

読む方の参考になるかもしれないので、詳細を記してみよう。

まず基礎情報。これがいま私が使用している定期券で、

種類

通勤定期

期間

6ヶ月(3/9〜9/9)

区間

江田(東急田園都市線)-赤坂(地下鉄千代田線)

金額

87,540円

下記が通常に乗った場合の運賃である。

江田-赤坂    片道運賃

419円 ※ICカード使用時

 

まず、定期券を解約した場合、いくら返ってくるのか計算する。

 

東急電鉄のサイトには下記のような説明がある。

ご使用を中止される場合の払いもどし

お求めになった定期旅客運賃から、ご使用になった期間(1か月未満の日数は1か月に切り上げます)の定期旅客運賃を差し引いて定期券うりばで払いもどします。その場合、手数料220円がかかります。なお、定期券によっては払いもどし額がない場合もございます。

 

つまり、

戻ってくるお金 = 6ヶ月定期代87,540円 ー 使った2ヶ月分 ー 手数料220円

という式のようだ。

 

「2ヶ月」というのは、今日は4/14で、定期券は最初の1ヶ月を過ぎたばかり。使った期間は切り上げなので、いま解約しても2ヶ月使ったことになってしまう(だから解約する場合は、5/8とかに解約するのがいい)。使った2ヶ月分の金額は、87,540円の6分の2で29,180円。これで計算すると、戻ってくるお金は58,140円ということになる。

 

戻ってくるお金 = 87,540円 ー 29,180円 ー 220円 = 58,140円

 

 

次は、使う方のお金の計算だ。例えば、なかなかコロナは収まらず、5/9から9/9の4ヶ月間も在宅ワーク中心で、出社が週3回だったとした場合、どれくらいの電車代がかかるのか。

 

まず、通常運賃で、平日フルに出社した時にかかる金額を算出。江田から赤坂までの運賃は片道419円、往復で838円だ(ICカードを使った場合)。

 

往復運賃838円 × 月平均平日数21.7日 = 18,185円

 

この5分の3が週3回通常運賃で往復した場合にかかる費用。それを4倍(4ヶ月分)すると5/9から9/9にかかる費用が出る。

 

18,185円 × 3/5  =  10,911

10,911円 × 4ヶ月 = 43,644円

 

かかる運賃は43,644円。ということで、週3回の出社なら、定期券を解約し、通常運賃で通う方が14,000円もトクという結果になった。けっこう大きい金額ですね。回数券を活用すればさらにトクになる。

自粛要請期間の5/6までは様子見とし、今と同じ週3日出社が長期化しそうであれば、5/9前に躊躇なく解約するという戦略が正しそうだ。 

 

では、そもそも定期券は週何回出社がソントクの分かれ目なのか。計算してみる。

6ヶ月間の平日、通常運賃で往復した場合の費用は、

 

往復運賃838円 × 月平均平日数21.7日 × 6ヶ月 = 109,110円

 

である。これを、6ヶ月定期の費用87,540円と比較すると、

 

87,540円 ÷ 109,110円  = 80.2%

 

要は、6ヶ月定期は、通常運賃で通う場合の20%割引なのであった。平日は5日だから、その80%、つまり週4日通勤が損益分岐点ということになる。

まとめると、週に4日その路線を往復するならば、6ヶ月定期券は割が合う。週に4日を下回るのであれば、通常の運賃で行った方がトク、という結論でした。

 

※以上はごく単純な試算です。定期券があることで、途中下車が自由になったり、休日の行動範囲が広がったりするトクもあることをお忘れなきよう

※会社から支給された通勤定期(交通費)をうまくやってお金を浮かせようなんてことは、普通の会社はNGだと思いますので、そのあたりぜひご注意を