それで、幸せになったのかい?

中高年が幸せになったって、いいじゃないか。そんな中高年の幸せの方法論を探していきます

業承継の申込金が、返ってこない!

Batonzという、事業承継のマッチングサイトがある。「事業承継」というとちょっとわかりにくいが、要するに、企業体や事業を売買したい者(会社、個人)が出会うサイトである。

私はここで、売却を考えていた横浜のイベント会社と出会い、買収交渉を進めていた。途中までは順調に進んでいたが、残念ながら交渉の最終段階で破談になってしまった。引き継ぎ初年度に大きな赤字が出ることがわかり、私がその分の値引きを迫ったことが、直接的な原因である。エネルギーと時間を使って交渉してきただけに、破談になると売り手・買い手双方に大きなダメージが残る。だが言ってしまえば、単なる交渉の不成立だ。私にとっては初めての体験だが、世の中的には「よくあること」だろうと思う。

基本合意の際、私は申込金として売り手に200万円を送金した。このお金は、会社譲渡の際には譲渡金額に充当されるもので、交渉が不成立の際は無利息で速やかに返金されることが基本合意書に明記されている。交渉期限は2019年12月30日となっているから、現時点(2020年1月10日)では、期限が切れて10日ほどたっている。

交渉期限が切れ基本合意が失効になったにもかかわらず、このお金が返って来ない。売り手であるイベント会社の女性社長が返金しないのである。売り手アドバイザーを通して返金要請をしているので、返金がないのは、忘れていたとか間違ったとかでなく、「意図的」である。売り手アドバイザーのメールから理解すると、返金しないのは、私に「重過失」があったゆえの「賠償金」ということらしい。基本合意書には、第9条「甲と乙は、相互に損害賠償責任を負わず一切の金銭等の請求を行わない」と明記されているのだが、見ないふりをしているのだろう。

この女性社長は、返金を行わないことで自らを「泥棒」に貶めてしまった。

今後、強く返金を求めていくつもりであるが、このプロセスも勉強と思うしかない。事業承継やM&Aにかかわる人にとって参考になると思うので、これから経過などを記していきたい。